本日のマーケットランキング — 平常から外れた銘柄
大きい銘柄ではなく«その銘柄の平常»から最も外れた銘柄です。絶対値で並べると毎日同じ大型株になります。
更新: 2026-10-16 04:07 UTC
平常からの乖離
取引時間中銘柄ごとのオプション指標(プット・コール比率、コール/プットの建玉、オプション資金)をその銘柄自身の直近30日の中央値と比べ、最も大きく外れた順に並べます。その日の市場全体の中央倍率で割り、市場全体が一緒に動いた分を差し引いてから測ります。
絶対値のランキング(オプション資金トップなど)は時価総額に連動するため、NVDA・TSLA・AAPLがほぼ毎日上位に来ます。答えが分かっているランキングを見る理由はありません。「この銘柄がいつもと違う」だけが毎日答えの変わる軸であり、機関投資家が実際に見ている軸です。
複数軸の同時乖離
取引時間中2つ以上の軸で«同時に»平常から外れた銘柄だけを集めます。軸の数が多い順、同じなら乖離の大きさの合計が大きい順です。
1つの軸だけが跳ねるのは偶然かもしれません。建玉も大口取引もスクイーズ確率も同時に上がれば、それは同じ出来事の3つの顔です。単一軸のランキングでは捉えられない«強さ»を捉えます。
マックスペイン乖離
取引時間中現在値がマックスペイン(最も多くのオプションが無価値で満期を迎える権利行使価格)から何%離れているか。離れている順。
満期が近づくほど株価がマックスペインに引き寄せられる傾向が観察されています(ピン現象)。乖離が大きいのは、その引力がまだ働いていないか、逆に強い力が押し返しているということです。「終値はどこへ引き寄せられるか」という問いに数字を与えます。
ガンマフリップ接近
取引時間中現在値がガンマフリップ水準から何%以内にあるか。近い順。
フリップ水準より上ではディーラーは«変動を抑える»方向(下落で買い・上昇で売り)に、下では«変動を増幅する»方向にヘッジします。その境界に張り付いた銘柄は、小さな動きで値動きの性格が変わります。予測ではなく、ポジショニングの読み取りです。
資金と建玉の不一致
取引時間中«お金»(コール/プットのプレミアム比)と«積み上がった建玉»(コール/プットの建玉比)が逆を指している度合い。食い違いが大きい順。
建玉はプットが多いのに、お金はコールに集まるという状況が実際に起きます — 安いプットを枚数で積み、高いコールに資金を入れる構図です。片方だけを見ると正反対に読んでしまいます。この矛盾そのものが情報です。
取引所外の出来高乖離
引け後取引所外(ダークプール)の約定量がその銘柄の20日平均の何倍かを、さらにその日の市場全体の中央倍率で割った値。市場比の乖離が大きい順。
取引所外の約定は、機関投資家が価格を動かさずに大口を動かしたいときに増えます。ただし市場全体が静かな日は全銘柄が一緒に減って«乖離»に見えるため、市場比で見ます。
取引所外の空売り比率乖離
引け後取引所外約定のうち空売りの比率が、その銘柄の平常から何ポイント外れたか。乖離が大きい順。
⚠️ 空売り«比率»そのものは方向性を示しません。市場の中央値は約49%で、ホールセラーが個人の買い注文の相手方になる際にいったん空売りで売って後で買い戻すため、半分は構造的に記録されます。「空売り46%=下落への賭け」は誤読です。その銘柄の平常からの乖離だけが情報です。
静かな買い集め
引け後取引所外の出来高が平常より多く(出来高パーセンタイル↑)、そのうち空売り比率が平常より低い(空売りパーセンタイル↓)組み合わせを0〜100で点数化。70以上は買い集め、30以下は売り抜け。
板の外で«買い集める»構図と«静かに売り抜ける»構図を区別します。出来高だけでは方向が分からず、空売りだけでは構造的な半分に惑わされます。両方を重ねて初めて方向が出ます。予測ではなく、ポジショニングの読み取りです。
米国市場«全体»のインサイダー届出から、SEC取引コードP(市場内での買付)だけを選び、銘柄ごとの金額を合計して並べます。報酬・無償取得(A)、オプション行使(M)、納税のための処分(F)はすべて除外します。
会社の事情を最もよく知る人が«自分のお金»で市場で買ったものだけを残します。報酬として受け取った株は何も語りません — 実測では908件のうち半分以上がそうでした。さらに、固定の監視銘柄ではなく市場全体を走査する«発掘型»なので、誰も注目していなかったティッカーが上がってきます。
フリーキャッシュフロー利回り(FCF÷時価総額)が高く、EV/EBITDAがユニバースの中央値より40%以上割安で、長期負債/自己資本が0.8以下の銘柄。
チャートではなく«お金»で見る軸です。現金はしっかり稼いでいるのに株価だけが下がった銘柄を探します。他のランキングはすべてオプション・需給で短期トレーダー向けですが、これはスイング・バリュー投資家向けです — 見る人が違います。
ATMのインプライド・ボラティリティがその銘柄自身の履歴の上位パーセンタイル(IVセッション百分位)にあるのに、14日以内に決算予定が«ない»銘柄。IVセッション百分位が高い順。
市場が値動きに対価を払っているのに、その理由がカレンダーにありません。⚠️ 大型株のIV急上昇の大半は予定された決算です — それだけを拾えば無料の決算カレンダーを言い直すだけで、優位性はありません。そこで«分かっていること(決算)»を除き、残ったものだけを見ます。決算でなければ、FDA・M&A・訴訟・ガイダンスのような予定外の出来事です。